投資待機資金の運用
当面の生活資金として半年分程度を確保した上で、残りの資金を投資にまわす計画を立てています。しかし、一度に購入すると購入直後に暴落してビビって売却するという暴挙に出る恐れもありますので、世界株式および先進国株式のインデックスファンドを毎月一定額購入するようにしました。そこで発生するのが、投資資金の待機期間です。また投資資金の3割程度は暴落局面での買い増し資金としておいておきたいということもあり、無リスク資産もある程度長い期間のおつき合いになります。
今回は私が持っているインデックスファンド以外の資産内容について開示していきたいと思います。
楽天銀行は楽天証券の口座とくっつけると普通預金の金利が0.1%になります。また、投資商品購入時には自動的に楽天銀行から楽天証券へと資金を移動してくれますので、生活資金以外のお金はここにおくようにしています。普通預金ですので当然ながら預金保険の対象になります。1,000万円まではここにおいても良いかなと思っています。
新生銀行は社会人になって以来、メインバンクとして利用してきました。当時コンビニATMが普及し始めてどこでも現金を引き出せるようになったころでしたが、手数料がネックでした。新生銀行は当時からATM手数料が無料であり、尚且つ当時のネット銀行は自動引き落とし等に対応できないところが多いなか、ここは一応都市銀行のくくりであったために利用し始めました。当時海外のFX会社の口座も持っていましたので、海外送金においてもメリットがありました。今ではそれほど差別化要素はないような気もしますが、惰性で生活における決済に新生銀行普通預金口座を使用しています。
パワー預金はいつでも普通預金に振り替えることができますので、ほぼ普通預金なのですが、金利が少し良い口座です。楽天銀行の投資待機資金が枯渇しそうになったらパワー預金を取り崩して楽天銀行に移そうかと思っています。
楽天銀行と新生銀行に分散している理由は、銀行の破綻やシステム障害によって一時的にアクセスできなくなる可能性を潰すためです。どこか1カ所に集めても普段は何の問題もないのですが、想定外の出来事が怒ることに備え、少なくとも2カ所に分散することをお勧めしたいと思います。
円定期預金の中では抜群の金利ではないかと思います。今は少し下がって0.300%になっていました。定期預金は基本的に満期が来るまで使えません。5年間この金利でロックされますので、あまり使いたくないのですが、5年以内に手をつけることは絶対にないだろうなという少額を預けています。
円建ての預金は金利がないに等しい状態が続いていますので、少しでも全体の利回りをあげたいという思いで社会人になって以来初めて定期預金を使ってみました。
外貨預金は積極的にお勧めしません。為替変動リスクがあるからです。また預金保険の対象外ですので、銀行が破綻したら0になる可能性が高いです。私はドルでの収入が多少あったために、円に変えずにドルのまま置いていました。すぐに使う予定がないので、新生銀行の外貨定期預金で運用しています。
1年前には1.200%くらいでしたので、そこそこ良い資金置き場だったのですが、今はこの金利で預金保険外のリスクを背負っています。しかし、以前に比べると少し円高になりましたので、為替差損が出ている状況にあり円に替えるのは憚られます。
ドルのまま置いている理由のひとつに、新生ステップアッププログラムの存在があります。プラチナステージになると振り込み手数料が10回まで無料になることに加え、新生ファミリープランを利用することにより家族口座のATM手数料がキャッシュバックされます。妻の口座を登録しており、プラチナステージを維持するためでもあります。
楽天証券で保有しています。個人向け国債は日本がデフォルトを出さない限りは元本保証され、上限額もありません。そして、普通預金やそれに準ずるサービスよりもほとんどの場合において有利な条件です。また、最初の1年は売却できませんが、1年経過すればいつでも換金できます。
私は銀行口座は新生銀行と楽天銀行のみに整理しましたが、2つでは心許ないところもありながら、銀行口座は増やしたくないという、2つのニーズを満たす無リスク資産置き場として使っています。
今後もあるかないかはわかりませんが、私が購入した時はキャンペーンで購入額の0.3%分の楽天ポイントをもらうことができましたので、ポイント目当てという側面もあります。もらったポイントは全額投信購入に利用しました。
ここまでほぼ無リスク資産でしたが、急にハイリスク資産が出てきました。投資待機資金の置き場として適切かどうか、正直疑問符が着くところですが、少なくとも始める時はそのつもりでした。
ソーシャルレンディングとは小口の貸し手をあつめて、そこそこの規模の借り手との間を仲介するサービスです。貸し手と借り手が直接契約するわけではなく、運営会社が契約やお金のやりとりを仲介してくれます。借り手の企業は、以前はわからなかったのですが、現在は契約時にわかるようになりました。ただ、聞いたこともないような会社ばかりです。銀行では貸してもらえない、もしくは審査に時間がかかって間に合わないというようなケースが多いみたいです。
仕組みはどうあれ金貸しですので、貸した相手が返してくれないと元本0になる可能性があります。実際、他の会社では元本割れで騒ぎになったことがありますし、ひどいケースでは運営会社が募った資金を目的外使用していたという事例もあり、そこそこ胡散臭いサービスです。
ですが、SBIグループなら一定の安心感を得られることから、2年前に少額でスタートしてみました。当時は実績として元本償還率100%だったのですが、スタート直後に私が参加していない案件で元本割れが発生しました。私は被害が出なかったのですが、自分にも起きうることだと改めて認識しました。ですので、1つ1つの案件に対しては少額にとどめています。どれかがゼロになってもトータルでプラスを継続できれば良いと思って続けています。
銀行では貸してもらえないような相手ですから、金利は高く私の場合はこれまでの実績を平均すると年利4%くらいで運用できています。日頃の値動きもまったくありませんから、案件の申し込みと資金の振り込みをしたら後は放置です。もうこれ一本でも良いのではないか?と思ったこともありますが、多額の出資をおこない、それがゼロになったら死亡しますので、欲をグッと堪えてここの案件は少額にとどめています。
現在積もり積もって、運用総額が350万円程度になっています。ここの案件は12カ月から24カ月がほとんどで、たまに36カ月のものが出てきます。毎月15日に元本の償還と利息の支払いがあり、2-30万円程度が振り込まれますが、利息分はここのところ大体月1.2万円くらいです。逆にいうと350万円程度突っ込むと年間15万円程度の利息がもらえるというのがこれまでの実績です。たった1万円ですが、給料を増やそうと思えば大変ですので、今後も元本を失う覚悟を持ちながら、そうならないことを祈って続けていきたいと考えています。
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