クレジットカードの選び方

2020年11月2日

クレジットカードを選ぶ時に重要なポイントは2つしかありません。

  1. 還元率が高いもの
  2. ポイントが使いやすいもの

まず、還元率は高い方が良いですよね。私自信で還元率ランキングをまとめるほどの労力を割くことができませんので、適当に検索してご自身で調べていただければと思います。クレジットカードの種類は数え切れないくらいありますので、クレジットカードの検索サイトなどでは確認し切れないくらいの結果が出てきます。調べるにあたって、1点私なりの基準をお伝えしておきたいと思います。それは、0.5%還元がベースで最大のものでも1.2%程度であるということです。0.5%がベースですので1.0%くらいが確保できれば良しとしておきましょう。

次に還元されたポイントは使いやすいものでなければ意味がありません。例えば、街中のスーパーでキャッシュバックキャンペーンをやっていたとします。でもキャッシュバックがトルコリラとかで支払われたらどうでしょうか?0.5%から1.2%の還元率だったら、もらえるポイントなんてチリみたいなものですよね。そのチリを使うのにわざわざ外貨両替してからでないと使えないキャッシュバックは意味がないのです。具体的に使いやすいポイントとは、クレジットカードの引き落としに割り当てることができるものとか、以前から集めていたポイントサービスに集約できるもののことです。

私の場合は楽天ポイント経済圏に巻かれていますので、楽天ポイントが効率よく溜まっていくカードが嬉しいため、必然的に楽天カードが候補トップとなります。楽天カードは無料のものからゴールド、プレミアムとありますが、ゴールドとプレミアムの違いは国際空港のラウンジを利用するためのプライオリティパスが付いていることと、国内空港のカードラウンジを無制限で使えるところが大きく違います。私はカードラウンジの特典は不要ですから、この点ではあまりメリットを感じません。またポイント関連ではSPUでもらえる+4%分の期間限定ポイントの上限額が異なりますが、私が大量に楽天市場でお買い物をするのはふるさと納税を実施する秋冬の1-2ヶ月程度ですから、追加でもらえるポイントの差では年会費の差をペイできず、楽天ゴールドカードを保有しています。

最近のランキングをサラッと確認してみたところ、TポイントならOrico Card The Point、ポンタならリクルートカード、dポイントならdカードといったところでしょうか?今後の注目はYahooの持株会社であるZホールディングス配下で広がっているPayPay経済圏の行方です。PayPayは現在Tポイントに加盟していますが、今後はPayPayポイントに集約してくるのではないかと予想しています。

どのポイントサービスが良いのかは、普段利用しているショッピングサイトやリアル店舗のポイント加盟状況、それから携帯電話会社によって変わってくるかと思います。絶対的にどれが一番良いということはないと思っているのですが、私は楽天ポイントが良いと思っているので、今は楽天に集めています。数年後には変わっているかもしれません。

最後にダークホースというほどでもありませんが、実は上記の探し方では見落としてしまうものがありますので、触れておきます。それは航空会社のマイレージです。日本だとANAかJALの2択になりますが、海外便の利用が多い方であれば海外の航空会社のマイレージをメインにしても良いかもしれません。マイレージは使い道によっては1マイル5円分くらいの価値になることがあります。その使い道とは特典航空券や座席のアップグレードです。毎年1回くらいは飛行機に乗って海外旅行に行くという方であれば、マイレージに集約するのはありだと思っています。実際、私もコロナショックの直前までは全力でJALマイルを貯めていましたが、ようやく家族4人でハワイまでいけるなと思っていた矢先にコロナショックに見舞われ、有効期限を迎えそうであったマイルはWAONへと変身しました。JALマイルとWAONは4:5で交換できるため、1.25円分の価値となりましたので損はしていませんが、3-5円分の価値があるマイルを1.25円で処分せざるを得なかったために残念な気持ちになりました。ANAの場合は楽天スーパーポイントなどに変換できるのですが、年間2万マイルを超えるとレートが1:1から2:1に落ちるといった条件があり、ためたマイルを使えなかった時のダメージが半端ありません。このため、私はどちらかといえばJALマイルをお勧めします。マイルは円換算した時の還元率が非常に良くなる可能性があるのですが、いつも予約がいっぱいで特典航空券入手するのが難しかったりします。この対策として航空会社は特典航空券手配に必要なマイレージを変動させたりしており、徐々にマイルの価値は下がっていると感じています。しかも、使えなかった時は使い道に困るということもあり、ライフスタイルに合わせて導入するかしないかを決めてください。

最後に私が2020年11月現在で所有しているクレジットカード4枚をご紹介して終わりにします。

楽天ゴールドカード(Master)1% 年会費2,200円

メインカードです。払えるものは全てこのカードで支払っています。1%還元で得られる楽天スーパーポイントはすべて毎月の投信積立に利用しています。期間限定ポイントは週末の外食等で使い切れなかった分は適当に必要なものを楽天市場で購入して消費しています。今後は楽天でんきの支払いにも期間限定ポイントを当てていきたいなと考えているところです。(期間限定ポイントを楽天でんきの支払いに充当できるかよく調べていないので自信ないです)

国際ブランドはMasterです。なぜMasterにしたかというと、コストコで使えるからです。従来JCBとVISAとAMEXを持っていたのですが、コストコがAMEXやめてMasterに変えたので楽天カードをMasterに変更しました。楽天カードは2枚持ちを禁止しています。このため、ブランド変更時に一度楽天カードを解約してからでないと新しい楽天カードを作れないので少々不便でしたが、その当時はメインがJALカードになっていましたので、あまり支障なく切り替えることができました。

JAL Global Club CLUB-A カード(VISA)0.5% 年会費11,000円

コロナ前までのメインカードでした。還元率は0.5%と低いのですが、年会費に加えて3,300円を支払い、還元率を1.0%にしています。また、JALマイルは特約店としてイオン、ファミマ、ENEOS等と提携しており、特約店での利用はマイルが2倍になります。このため特約店では2.0%の還元率になり、1マイル3円くらいで考えると6.0%になります。

メインカードの時は66万円の利用でこの年会費をペイできる計算でしたが、コロナショックによりマイルの使い道がなくなって困っていますので、このオプションは解約しようかと考え中です。解約すると特約店でようやく1.0%と楽天カードと同率になりますので、利用機会は激減すること間違いなしです。

しかし年に何度かあった海外出張でラウンジが利用できないのは辛いため、カード自体は維持していく予定です。

ANA Super Flyers カード(JCB)0.5% 年会費11,275円

JALのステータスを確保し、JGCカードを作る以前にANAのステータスを確保したことがあり、その時に作成しました。ANA系のカードはまずカードブランドのポイントがゲットでき、その後任意のタイミングでマイルに変換することができるという仕組みです。JCBの場合はOkiDokiポイントを0.1%のレートでゲットし、そのポイントを1:10もしくは1:5の割合でマイルへと変換できます。1:10の場合は交換手数料が5,500円必要になりますが、1:5の場合は無料です。

年間利用が50万円を超えると、通常の0.1%分のOkiDokiポイントとは別にボーナスポイントをもらえるようになりますが、このボーナスポイントはマイルへ交換する時のレートが1:3と通常ポイントよりも劣ります。

OkiDokiポイントのままでは使い道が今ひとつですし、楽天スーパーポイント等の他のポイントへの交換はマイルよりもレートが落ちます。

この辺りがJALマイルをお勧めする理由になりますが、なぜだかANAの方が人気は高いようです。おそらく昔JALが経営破綻し、公金の注入を受けた時のイメージダウンによるものかと思いますが、今となってはJALの方がお得と思います。

このカードはラウンジ利用のためだけに残しています。とはいえ、JALをメインにしていますので、ほとんど活躍することがなくなっています。一度解約すると再びステータスを確保するのに大変な労力と、場合によっては慈悲の投入によるマイレージ修行が必要になりますので、なかなか捨て切れずに置いている一枚となっています。

AMEXコーポレートカード

このカードは会社の経費精算用です。ほぼ使うことはありませんが、海外出張の時に経費生産システムに為替レートごと引っ張ってきてくれるので、海外出張した時のみ利用している感じです。