投資先をどうするか
投資と言ってもいろんなものがあります。
預貯金もその一つで、1,000万円までは元本を保証されますが、それを超えると銀行が破綻した時には元本を減らすことになるリスクを取りながら、0.001%という金利をいただくことができます。100万円預けておくと1年で10円の利息をいただき、そこから2円程度の所得税が天引きされますので、8円得をします。
このペースだと大体90万年程度で、最初の100万円が倍の200万円になります!!
90万年後なんて、普通はもう死んでますよね。もう少し現実的な期間でお金を増やしたいです。そこで、預貯金よりも危ないけど儲かる可能性のある方法に投資したくなってきます。
もし短期で結果を求めるなら、FXとか急騰しそうな個別株式の信用取引、それから数年前に流行った仮想通貨あたりが良いと思いますが、私は過去にFXで損をした経験があり素人が簡単に勝ち続けられるものではないと思っています。おぼろげながらに小学校の頃、安く買って高く売れば儲かりますよねと社会の授業で教えていただいたことを覚えています。確かにそうなのですが、FXや株の値段が高いか安いかは素人にはわからないのです。過去と比べて高いか安いかはわかりますが、知りたいのは将来の値段と比べて今が高いか安いかです。これは経済ジャーナリストの年初予想なんかを聞いててもまちまちで、プロですら難しいわけですから、素人が当て続けるのは無理というわけです。
ですので、デイトレードで稼ぎ続けている人のことは心底尊敬していますが、私にはその手の才能はありませんので、日々の生活は本業の方で賄う決意をしています。
私は30代後半の頃に子供ができたことをきっかけに老後への備えを考え始めました。まだ20年以上先ですので、それまでに多少増減しても良いので結果的に増えている投資先が欲しかったのですが、ちょうどその頃 Welthnavi とか theo のロボアド系業者の広告を見かけることが多く、そこで語られている長期分散投資に洗脳され、必ず儲かるというフレーズに胡散臭さを感じながらも少額の積み立てから始めてみました。
それから数年経過して、結果的にロボアドは全て解約して、現在はロボアドと似たような効果が期待できる投資信託に集約しました。
ロボアドは世界中の株式や債権等に分散投資をしてくれるものですが、その運用コストは各社揃って運用残高の1%程度です。それでも30年後には投資が元本の倍になっている確率が50%以上ですよという触れ込みですが、彼らが投資してるETFのコストは運用残高の0.03%〜0.20%ですので、どうしても1%というのは高く見えてしまいます。
そこでETFを直接購入してはどうかと考えたのですが、ETFを小口で積み立てた時の手数料が高かったため、ETFではなく国内で販売されている株や債権のインデックスに連動する投資信託に落ち着きました。
ロボアドの投資対象と比べるとそれぞれの投資信託を購入することによって投資できる対象は狭くなりますが、1%の運用コストをカットできたためにこの選択に満足しています。
随分と前置きが長くなりましたが、長期的な資産形成が目的であれば低コストなインデックスファンドがオススメです。
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