ジュニアNISAの投資先を決めました!!

2021年1月27日

今年始めると決めたジュニアNISAの注文を入れました。長くなるので結論としてはeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)を月々66,600円の積み立てにしました。子供2人のジュニアNISA口座では3つ決めないといけないことがありました。1点目が投下金額、もう1点は投資先、最後に書い方(一括or積み立て)。

投下金額は都度検討する

投資金額の方は1人あたり年間80万円が上限です。2024年にジュニアNISAの廃止が決定されていることから、最大1人あたり240万円で合計480万円になります。現時点では480万円投下できそうではあるのですが、昨年の本業収入が良かったこともあり、今年6月から住民税の爆増を控えています。また子供が増える可能性もゼロではないことから、3ヶ月ごとに決定することとし、初回の3ヶ月はそれぞれ20万円を振り込みました。

投資対象は非課税枠から排出しないものに絞る

本題の投資先についてです。まず、このジュニアNISA口座は子供が18歳になるまで配当・売却益が非課税になる制度ですので、私は最低でも18歳までは放置するつもりです。現在5歳と2歳ですから、それぞれ13年と16年の期間を非課税で運用できます。非課税口座では非課税枠を効率的に使えるという点を考慮する必要があります。そのためには分配金を出さないことが必須条件ですから、まずETFは投資対象から外します。一般NISAであれば非課税期間が5年ですから、ETFを組み入れても良いかとは思いますが、つみたてNISAやジュニアNISAでは外すべきと考えています。分配金や配当を再投資するときは風講座での取引になるためです。

投資信託の検討

次に、投資信託ですが、私は長期間優秀なパフォーマンスを継続できるアクティブファンドを見つける自信がないので、手数料の安価なインデックスファンドのうちどれにしようかと考えます。現時点で家族総出の積み立て状況は次の通りで、先進国株に大きなウェイトを置いています。

  • eMAXIS Slim 先進国株式 6.7万円
  • eMAXIS Slim 全世界株(オールカントリー)2.5万円(*)
  • eMAXIS Slim 先進国債権 2.5万円(*)
  • eMAXIS Slim 8資産バランス 1.5万円
    • (*)本来は4:1の割合のところ、現在リバランスのため比率を1:1に設定中

今回、まず考えたのは8資産バランスでした。コロナの影響でREITが下がっていますので、REITを2/8含む8資産バランスの直近1年騰落率は低調にあります。しかしREITは長期的には最もリターン率の高いインデックスであり、実体経済の回復とともに必ず戻ってくると信じています。ただ、このファンドに3/8の割合で含む債権が気になります。先進国でしばらく続くであろう低金利の間に債権を購入するのは得策ではありません。債権と不動産では債権の方が割合が高いため、この先債権と不動産が打ち消し合うと考えると、残り3/8の株に期待するということになりますので、バランス型とはそう言うものではありますが効率は悪くなりそうです。やはりここは株100%だなとなりました。

この投資は子供への贈与ですので、子供がある程度大きくなった後には自分達の判断で使えるように渡すこと考えているのですが、その際に暴落局面に遭遇したとしてもできるだけ早く戻ってくるものが良いなと考えました。そこで、以前ダウ30やS&P500の回復は早いと聞いたことがあったため、きちんと調べてみました。これらのインデックスとMSCI KOKUSAI(日本を除く先進国)MSCI ACWI(日本を含む全世界)と比較してみたのですが、2008年のリーマンショック後に2007年のサブプライム問題発覚直前の高値まで回復したのはダウとS&P500が2013年4月ごろで、ACWIが2013年11月ごろ、KOKUSAIが2014年の10月ごろとなっていて、確かにアメリカ株の回復は先行していました。この調査は新生銀行のモバイルアプリを使いました。新生銀行モバイルアプリのチャートは、口座を持っていなくても見ることができます。意外とインデックスの数字を生でチェックする方法って少ないですね。

次にリターン率をmyINDEXで調べたところ、20年平均はS&P500(7.0%) > KOKUSAI(6.4%) > ACWI(6.2%)となっていました。誤差の範囲のように思えますが20年の複利で計算と年利7.0%だと387.0%年利6.2%だと333.0%になり、投下した元本の半分くらい差が出ますので、バカにならないです。

ここまで調べて、かなりS&P500に心が揺らぎます。暴落からの回復が早く、検討中のインデックスのなかでリターン率も高いですから当然です。ただ、忘れてはならないのはアメリカのみであるということです。過去20年は結果としてアメリカのリターンが良かったということが分かったわけですが、今後はどうかはわかりません。アメリカが成長を続けることには確信を持っていますが、この先の中国やインドの伸びをどう考えるかだと思います。特に中国経済の伸びは間違いないと思うのですが、株式市場のリターンや時価総額比率がどうなるのはわかりません。中国は外国資本が儲かることをよく思っていない節がありますので、投資対象として中国の伸びがアメリカを超えることがあるのかどうかは疑問符が付きます。

最終的に現在の積み立て状況はKOKUSAIの方がACWIより多くなっていますので、中国・インドの伸びに期待しつつ新興国の割合を増やすためにACWIを採用するeMAXIS Slim オールカントリーを買うことにしました。

投資方法は結局積み立て

この2-3年の経験から一括で買った方が積み立てより良さそうなのですが、年末から急伸後ですから、チキンな私は積み立てることとし、月々66,600円で設定しました。端数を1月分として個別注文を出しました。