税金に関する不満

2020年9月23日

サラリーマンの多くは天引きされる所得税・住民税・社会保険料を気にしない人が多いと聞きます。確かに気にしたところで、どうのこうのできる余地が少ないのは確かです。

私は年収が600万円を超えたあたりから、引かれる税金や社会保険料の増加が気になり始め、節税のために色々と検討したものの、危ない橋は渡りたくないために、結局ふるさと納税と住宅ローン減税を利用している程度です。

日本の税制は次の場面で税金がかかります。

  • お金をもらう時(所得税・住民税等)
  • お金を払う時(消費税・酒税・タバコ税・ガソリン税等)

最近、不満に思っているのは超がつくようなお金持ちで、収入がない人は大した税金を払っていないという点です。もちろんお金持ちは使うお金も多いでしょうから、お金を払うときにかかる税金はそれなりに支払っているかと思うのですが、収入がなければ所得税や住民税はかかりません。

私の場合は所得税が23%のレンジで、住民税は全国どこでも大体10%です。ここに健康保険やら厚生年金がのってきて、各種控除と相殺しても300万近くの支払いになります。税金や社会保険は所得の再分配という性質があり、収入とともに支払いの割合が増えることについてはある程度納得していたのですが、本当はものすごく資産があるのに収入がないために課税されていない人が相当数いると思うと、なんとなく虚しくなってきました。

とは言え、預貯金の残高に応じて定期的に課税するような法律を作るのは難しいでしょうし、不動産のように誤魔化しようのないものとは違って動産に対する課税も難しいでしょう。

やり場のない不満なのですが、唯一の解決策は消費税一本にして品目ごとの税率設定と、価格に応じた累進課税を導入することくらいでしょうか。日常生活にかかる食品や日用品は低く抑えて、贅沢品とされるものは税率を高くします。価格のレンジに応じて税率を変えることで、不平等ですが公平感を確保できれば良いのかなと。10万円程度の時計は20%だけど100万円の時計なら30%みたいな感じで。

同時に段階的にその他の税金は廃止して、複雑な税制度をなんとかしてもらいたいです。