SBIソーシャルレンディングの元本毀損ファンドを探る
SBIソーシャルレンディングネタを書いたところで、ふと例の第三者委員会設置の続きはどうなっているのか気になり、ホームページを覗いてみました。
すると、9日付で不思議なリリースが出ていました。9日と言えば、上の記事を書いていたときには出てなかったので少し遅い時間に発表されていたのかもしれないです。

代表取締役が平の取締役に降格して、代表権のある取締役副社長の代表権がなくなっています。取締役は株主総会での決議が必要ですから、とりあえずは他の役職を取り除いておいて、次の取締役会で解任するのが既定路線ということでしょうか。
元社長の織田さんという方が何かしたのかなと思って検索したら、今度はこんな記事が出てきました。金融庁への報告命令とはなかなか物騒ですね。記事の中に太陽光云々と書いてあるので、この手のファンドが怪しいのではないかと思い、確認したところ以下の状況でした。
ファンド名 | 出資申込額 | 出資確定額 | 利益(税引後) | 元本償還額 (調整額含む) | 運用残高 |
SBISLメガソーラーブリッジローンファンド27号 2020年3月 | ¥100,000 | ¥100,000 | ¥5,334 | ¥0 | ¥100,000 |
SBISLメガソーラーブリッジローンファンド31号 2020年9月 | ¥50,000 | ¥50,000 | ¥1,036 | ¥0 | ¥50,000 |
SBISLメガソーラーブリッジローンファンド32号 2020年9月 | ¥50,000 | ¥50,000 | ¥1,088 | ¥0 | ¥50,000 |
SBISLメガソーラーブリッジローンファンド33号 2020年10月 | ¥50,000 | ¥50,000 | ¥817 | ¥0 | ¥50,000 |
なぜ報告命令を出したのかが確認できればこの怪しいファンドたちが確信に変わるため、今度は[SBIソーシャルレンディング 金融庁 報告命令]で検索してみたところ、これが出てきました。
読売新聞の記事では太陽光発電関連事業とはっきり書いてあるので、おそらくメガソーラーブリッジファンドで間違いなさそうです。私は250,000円を入れていますので、こいつらは戻ってこない前提で考えておくことにします。調査中でどうなるかはわからないということですし、確かこのファンドたちは担保を取っていたかと思いますので0になるということはないような気がしますが、期待からは失望しか生まれませんので、0だと思って戻ってきたらラッキーくらいに構えておきます。ただ、これまでに税引前で累積353,823円の利益が出てますので、所得税と住民税を考えるとトータルではトントンくらいですので割と気楽にしていられます。
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