負動産がきた
妻のお婆ちゃんが亡くなりました。とはいえ、妻の両親は離婚しており、長いこと付き合いのなかった人になります。半年ほど前には妻のお父さんがなくなり、その際にも相続問題があったのですが、相続放棄していました。
問題は負動産です。三重県の離島に不動産を所有しているらしいのですが、使い道のない不動産などは固定資産税が発生するだけで何のメリットもありません。このような不動産のことを、巷では負動産などと呼んでいます。
今回も相続放棄するつもりでいたのですが、仕事が終わってリビングに戻ると妻が珍しくiPadのキーボードをガチャガチャして何やら調べ物をしていたので、何事かと聞くと相続放棄するのにお金がかかるらしいとのこと。そりゃ、司法書士報酬などはかかるだろうなと思っていましたが、そうではなく相続放棄しても負動産の管理をしないといけなくて、管理人に多額の報酬を支払う必要があるらしいとのこと。なんぼやと聞くと毎月5万くらいと!!
慌てて調べてみると、たしかに相続放棄しても相続人が決まるまでの間は管理義務を課されることが民法で定められていました。相続財産管理人に対する報酬は平均的に月1-5万円くらいで、妻の調べは本当でした。ただ、管理人は誰でも良いらしいです。だったら相続放棄して、自分が管理人になればいいんじゃね?と思いました。建物があれば経年劣化などでの倒壊に気をつける必要がありますが、更地にしているらしいので、特にすることはないはずです。不法投棄が少々不安ですが、離島の島民全員が親戚みたいなところらしいので、そう言った心配もあまり無さそうです。
次の選択肢が、相続して固定資産税を負担していくということです。一応市営の渡船のようなものがあるらしく、砂浜なんかもありそうです。だったら安くロッジのようなものを建てて別荘として使えばいいんじゃね?となって固定資産税を試算していたところで、第一優先の相続人が相続すると言い出したので、じゃぁどーぞ、どーぞということで一件落着しました。
どうもこちらから、住所や建物現況とか敷地面積などなどヒアリングしているうちに、考えが変わったようです。
実は私のおばあちゃんも最寄りのコンビニまで30kmという僻地に土地建物を保有しています。今回は妻の方でしたが、いずれ同じような問題が直接降りかかってくるかもしれないです。また、使い勝手の悪い不動産は後世に迷惑をかけることを認識しました。宝くじとか当たっても不動産のご利用は計画的に!!
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