日本の航空会社上級会員は190万人
航空会社のマイレージ会員情報を提供するSITAという会社がサイバー攻撃を受け、全世界の航空会社の上級会員情報が流出しました。私も漏れなく流出したのですが、漏れたのは氏名やステータス、それから会員番号です。会員番号がログインIDとなっている会社が多いため、パスワードアタックによってマイレージが不正に利用される可能性があります。
このシステムによって、アライアンス内の航空会社グループを利用した際のプライオリティボーディングやラウンジ利用、マイレージ付与を受けられるのだと思いますが、これを逆手に取って芋づる式にやられた形になりますが、最近のサイバーアタックは金銭目的であることが多いため、おそらくマイレージ狙いなのではないかと思います。
航空会社からはパスワード変更などの案内がありますが、変更したところで総当たりアタックなどで突破される可能性がありますので、システム側でログイン試行の異常検出や会員番号の変更措置をお願いしたいですね。
ところで、ニュースでANAとJALで190万人分の情報流出という情報を見かけました。ほとんどが日本人でしょうから、概ね1.6%、単純計算で日本人の63人に1人が上級会員であるということです。上級会員といっても、一番下のランクではラウンジ利用はできませんが、多くの人がラウンジ利用可能なスターアライアンスゴールド、ワンワールドサファイアを目指していることから大部分がその域に達していると思われます。日本の航空会社は一度そのランクに到達するとクレジットカードを保有する事でランクを維持できますので、あまりプレミアム感のないものとなってしまいました。最上位のダイアモンドにならないと、羽田空港のラウンジなんかは平上級会員だと居酒屋のような状態でしたし、羽田伊丹線なんかは優先搭乗している人の方が普通に乗る人よりも多いくらいでした。
海外の航空会社だと、このような措置はありませんので、ひたすら飛行機に乗り続ける必要があり、海外に行くとラウンジが日本のように激混みというのはあまりみかけません。
私もANA、JALともに上級会員をクレジットカードで維持していますが、再取得費用を考えると安いものです。しかし、利用頻度を考えると、普通にセキュリティゾーン内のバーとかレストランで時間を潰した方が安上がりですから、ほぼ満足感のためだけに維持しているようなものです。
これから上級会員を目指す方にはJALをお勧めしたいです。ANAは人気で取りづらくなっていますが、JALは搭乗回数での取得がまだ可能ですので、低コストで済みます。フライトポイントのキャンペーンなんかもJALの方が多いです。私は取得時に何度か伊丹但馬路線を使って回数を稼ぎました。仕事で飛行機に乗るときに、早めに帰って来れたら但馬まで飛んでそのまま返ってきてから、帰宅の途につく流れで回数を稼ぎました。結果的に予定外の海外出張によって修行は不要でしたが、独身時代と違って年末にまとめて修行とかはやりづらいですので、年初から計画的に遂行していました。
カードやマイルも今となってはJALの方が溜まりやすくなっています。JALはANAより機体が小さかったり、便数が少なかったりしますが、路線は多い印象ですから、国内旅行でも使いやすいです。私自身は両方持っていますが、自分でもどちらか片方で良いと思います。両方残している理由は海外出張の際に、航空会社を選べず、その時の最安便で手配されるためです。このような事情がない限りはJALだけを目指すのでOKですね。
なお、JALはアイランドホッピングツアーなる、フライト回数稼ぎのためのツアーを催行しています。コロナの影響を受けているような気はしますが、このツアーを利用すれば回数稼ぎも楽勝ですから、年間で30搭乗くらいまで見えたら計画的にこのツアーを使う、もしくはツアーを使わなくてもこのフライトスケジュールを参考に修行すると良いでしょう。
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