SBIソーシャルレンディング延滞確定のお知らせ

最近不幸な出来事が続いているこの私ですが、そのうちの1つであるSBIソーシャルレンディングの不正騒動の続報が入ってきました。公開情報としてはこちらです。

該当するファンド保有者に限った情報だと思いますが、個別にお知らせも届いていました。

少し前に報道内容から、太陽光発電関連のファンドではないかと思ったのですが、不動産ディベロッパーズファンドでした。ですので、以前の記事では25万円がやばいということで認識していたのですが、実際には30万円の元本がやばいことになります。

しかし、このファンドは抵当設定もありますので、全額毀損とはならないはずですが、今回はSBIソーシャルレンディングの監督不行届があったということで、元本償還も含めて検討中とあります。引き続き期待せずに待っていたいと思います。

元本を戻してもらえるならありがたいことなのですが、利息分は戻ってこないと思いますので、いずれにしても早く決定して欲しいものです。

とはいえ、SBIソーシャルレンディングは最新の情報では2月末時点で420億円の貸付残高を持っており、手数料は大体1.5-2.0%の範囲になりますので、彼らの収入は年間で7-8億円と推定できます。ここから色々と経費が出ていきますので、収益は1億とか2億だと思います。これに対して、今回問題が確認されているファンドの貸付総額は約40億円になります。担保等から半分くらい回収できたとしてもまだ年収の3倍近くの債務が残ることになりますので、SBIソーシャルレンディング単体で元本補填を行うのは難しいのではないかなと感じています。SBI本体がどう処理するのか見ものですね。

なお、このうちで14号ファンドだけで4割程度を占めていますので、後から言われるとなんか怪しい気もしますが、他にも20億規模のファンドなんかもありますし、個人の情報レベルで事前に怪しいかどうかを掴むのは不可能ですね。