10億チャレンジその後

約半年にわたって更新をサボっていましたが、年末も迫ってきましたのでその後の経過と現状を足あととして残しておきたいと思います。

何をしていたのか?

投資行動の面は大きな変化もなく、淡々と毎月の投資信託積み立てを継続しています。個別株の方は基本的に放置ですが、1日1回くらいは値動きを見て一喜一憂したりしていました。

更新をサボっていたのは単に仕事と家事育児に追われていたためです。

唯一の個別株アクティビティ

個別株では過去記事にいつ何を買った・売ったというのをレポートしてきましたが、最後の更新以降はずっと放置してきました。

年末が近づいてきましたので、保有していた婚活関連銘柄が大きくマイナスとなっていたため、2月に確定した利益で源泉徴収された税金を取り戻すために損出しして、買い直しました。

このように損失を確定させることによって、2月に支払っていた税金の一部が返ってきます。

私の場合は1万円弱戻ってきました。

そして最後に次の日に買い戻しました。コロナの余韻がまだ残っていますが、希望的観測も含めて戻ってくるだろうと期待して2倍で買い付けました。

損益通算はするべきか?

まず、前提条件として利益が出ている必要がありますが、私は出せる損があるなら出してしまって税金を回収しておいた方が良いかとは思います。今回実践してみて難しいなと思ったのは、同日に売買するとダメらしく、売った次の日に買う必要があるらしいのですが、その間に大きく動いたら嫌だなという点です。

信用取引なんかを利用してそのリスクを軽減することは可能のようですが、私は元々信用取引をするつもりがなく、すぐに使える状態ではありませんでした。

もう1点はこれは節税にはならないという点です。あくまでも買い直した後に戻ってきたらという前提がありますが、取得価格がリセットされますので将来利益確定した時に、今回戻ってきた分の税金をあらためて支払う必要があります。ですので、買い直しによる損出しはあくまでも課税の繰延でしかなく、節税にはならないということですね。

ただ、今日の1万円は明日の1万円より価値がありますので、私は勉強も含めて損だしして買い直すことにしましたし、課税口座で確定利益がある&含み損がある場合には積極的に利用されることをお勧めしたいです。

10億への道:達成状況は?

最初の頃に宣言したのですが、10億への道というのは100万円を毎年2倍にして10年後に100億達成というものです。したがって、1年当たり100%の利益を必要とする計画になります。

まず、確定損益からです。

税引き前で¥177,250、税引き後なら¥141,246のプラスとなっています。

次に含み損益です。

11月の好決算の影響か、この1ヶ月で保有銘柄が大きく伸びて、+¥447,361となっています。好決算後の過剰反応もあろうかと思いますので、年末には少し下がっているような気もしますが、現時点で税引き後だと+¥588,607ですので、100万円の原資ですから58.9%の達成率ということになり、倍には届かないかなと思っています。

年末までこの水準を維持したとすると、毎年1.6倍ですから10年後に1億円くらいになるという計算です。目標には届かなさそうですが、人生で初めて個別株の売買を始めてきてビギナーズラックもあろうかと思いますが、そこそこプラスを確保できているので、悪くはなかったなと総括したいと思います。

なお、現時点の投資可能金額は(初期投入額)1,000,000-(現有ポジションの購入費用)918,638+(確定損益)141,246=222,608でした。

個人的に気になっているあの銘柄の現状

1月に入って始めた個別株ですが、2月に連日ストップ高を経験し、値動きにビビって利益確定して銘柄(7078)INCLUSIVEですが、その後どうなったのか確認してみました。

4月に1:3で株式分割を行なっていますので、過去の記事に書いてある価格とはずれてしまいますが、現在の価値に直すと、¥301くらいで購入し、¥1,000で売却しました。2ヶ月弱で3倍になったのでよかったことにはよかったのですが、チャートを覗いてみると¥6,000付近まで瞬間的ではありますが上がっていましたので、テンガバーになっていましたね。後で振り返るのは簡単なのですが、2月の時点で連日ストップ高をつけた直後&PERなども非常に割高に見えていた時、その後にまたさらに爆発的に上がるということは予測できませんでした。ひょっとしたら2月が天井だったかもしれないですし、この辺りが難しいところなんだろうなと実感した次第です。

7月か8月あたりで振り返った時にまた落ちてきたと思った記憶があり、700円くらいまで下がったら書い直そうかなと思ったのですが、待たずに勝っておけばよかったですね。

貸株始めました

たまたま楽天証券からのメールを開いた時に、貸株サービスというものを知りました。証券会社に保有株を貸し付けることで、利息を受け取れるというサービスになります。貸している間は配当や株主優待を受け取る権利は無くなりますが、楽天証券はそのタイミングだけ自動的に戻すことができますので、使わない手はないなと思いました。他のリスクとしては貸した株が返ってこなかった(証券会社が潰れるような場合とか?)には、資産を失います。また、株主優待銘柄で長期保有者向けの特典があると、貸している間は連続保有期間になりませんので、思った通りの優待を受けられない可能性があります。

9月の半ばから始めたのですが、今の所は毎月¥2,000強の利子が入ってきています。

今ひとつなのは、これ、雑所得になります。ですので、所得税率+住民税が引かれるというか、自分で申告して払わなけれなりません。給与所得者の20万円までなど、例外もありますが私は毎年確定申告必須ですから、そこそこ税金として持っていかれますので、損はしてないのですが損した気分にはなりますね。

その他投資関係トピックス

新生銀行の一般投信口座で、付き合い程度に買ってあげたアクティブファンドがありましたが、マネックス証券への証券事業移管で発生するかもしれない混乱や管理しないといけない口座が増えることを避けるために、売却しました。SBIとのゴタゴタも売却決定に影響を受けました。5年の期限付きファンドで、信託財産留保もあるものでしたので、償還まで持つつもりだったのですが、信託財産留保額を払う方を選びました。あと1.5年だったのですが、新生銀行のゴタゴタには本当に残念に思えます。投資信託のみならず、メインバンクとして使い続けて大丈夫なのか?という考えが込み上げてくるようになりました。

企業版確定拠出年金でたわらノーロードシリーズが追加されました。同じインデックスに連動するものを既に保有しており、信託報酬等の費用が少しだけですけど安いため、スイッチングしようかと思いましたが、やめました。スイッチング時には(1)スイッチング指示→(2)スイッチング元の売り注文→(3)売却分の受け渡し→(4)スイッチング先の買い注文→(5)購入分の受け渡しという流れになります。(2)と(4)を同時に出したいのですが、それはできません。このため、3−5日程度かかる注文から受け渡しまでの間に運が良ければ安く買い戻せますが、運が悪ければ損することになります。3−5日だと平常時でも3%とか動くこともザラですから、経費率の差額で回収できなくなってしまいます。このため、スイッチングは見送っています。コンスタントに下がっていく場面であれば手を出しやすいなと思いました。